木村葉子です。
まだ紫陽花咲いてるかな?と、東近江市の方へ行くことにしました。
ぐるりと田んぼに囲まれた宮荘川の両側に色鮮やかな紫陽花が満開でした。
春には桜が美しいことでしょう。
田んぼに吹き渡る風も爽やかで、浴衣姿の女性も涼しげでした。
そのあと、近くの近江商人発祥の地の散策をしました。
見学時間は4時半までだったので、三軒を回るセットの見学券を買いました。
まず外村繁邸。
台所
繁は三男で、文学者。なので、蔵の一階には文学資料が並べられています。
蔵の二階にはぎっしりとタンスや箱類が置かれていました。
二階から眺めると立派な庭。
出入り口のところには、川戸と言われる洗い場がありました。
そして隣の、本家の、外村宇兵衛邸へ。
さらに広い敷地に、1860年に建てられた母屋がありました。
書院や蔵が10棟以上建てられていたそうです。
広い庭もきちんと手入れされていました。
そして、中江準五郎邸へ。
全く知らなかったのですが、中江家は、昭和初期に朝鮮半島や満洲に20店舗ほどのデパートを経営していた三中井百貨店でした。
日本には1店舗も作らず、当時は三越をも超える売り上げを誇っていたとか。
終戦と共に衰退していったようですが、そんな歴史があるなんて、映画やドラマの世界のようです。
立派な婚礼衣装もありました。
二階の一室は、テレビドラマに使用されたと紹介してありました。
三軒しか見られなかったのですが、どこも、当時の隆盛を想像させてくれる素晴らしい建物でした。
町並み保存にも地域の人たちが協力している様子も、とても素晴らしいと思います。
今は見学に最適な時期。
一度足を運んでみてください。