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木村葉子です。
帯のデザインを考えたり、糸を選んだり、お客様を迎えるのを手伝ったり、いろんな仕事をしますが、機織りもします。
いま、絵絣の八寸帯を織っています。
タテ糸に、絣染めがあり、ヌキ糸にも絣染めがあり、その組み合わせで柄になっていくので、ぴったりと合わせるように織り方も、加減しながらで、注意が必要です。
お太鼓と、腹には、部分的に型染めを入れ、柄を強調させます。
着物の代わりに、格子に織ったものを当ててみました。
気軽に締めていても、手のこんだものだとわかる、おしゃれな八寸帯です。
かつては、帯屋捨松で絵絣の八寸帯をたくさん織っていました。
民芸ブームがあって、人気の帯だったようです。
絣染めの糸は少しずつですが、いろんな組み合わせの色の糸が結構たくさん残されています。
どれも、また、同じように染めるのは大変な作業です。
何か活かせないか、と考え、ゆるく織ったシルクマフラーを作ってみました。
タテ糸に使ったり、ヨコ糸に使ったり、組み合わせが無限に考えられます。
どの糸も単純ではない色合いなので、織り上がると深い味わいがあります。
どれも違うものが出来上がり、次はどんな感じにしようかと、考えるのも楽しくて仕方がありません。
これなら、着物をあまり着ない人でも、男性でも、絹糸の肌触りや、複雑な色合いを楽しむことができそうです。
まだサンプルだけですが、もっと試してみたいと考えています。
まだまだ、30度を超える日が続きますが、もうすぐ秋がやってきます。
ご紹介できるようになるまで、ちょっとお待ちくださいね。
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