JUGEMテーマ:着物 きもの
田中です。
帯屋捨松では、織物の経糸は全て手で継いでいます。
300本のものもあれば、2400本も。
一本一本継がなければ帯は織れません。
中腰で数時間、細い糸を漏れなく継ぐのはけっこう疲れます。
ミスがあるとキズになるので慎重に、かつ迅速にこなさなければなりません。
今回は新しい生地の為に圣を変えました。
経糸が継げたら、織の試験をしていきます。
経糸と緯糸、様々な種類があるので色々試します。
古い生地の再現や、今までにない生地の開発をしていきます。
なかなかうまくいかない苦悩の日々は続きますが、
それが織元の愉しい部分でもあります。