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刺繍用の針を買いに行きました。
お店はなんと創業が天保13年と言う染織材料専門店、徳田商店です。
全国から材料を求めて尋ねて来られるそうです。
しんし張り(針?)用の竹やハケ類などが古い店内に並べてあります。
針も手作りと機械製とあり、価格は手作りが五倍ほど高くなりますが針の通り加減が全く違います。
針先のシャープさ、生地を通る感触、丈夫さなど言葉では言い表せない違いがハッキリあります。
お店のご主人の話では、手作りの針を作る職人さんが高齢になり、なかなか後継者も無く、もうすぐ作れなくなります、とのことです。
またここでも、後継者問題が!予想通りですが。
お店の奥は昔ながらの町家。
井戸もありました。
使っているんですか?と尋ねてみると「阪急電車が通るまでは使こてました。」とのこと。
それって、いつ?さすが!天保年間創業だと50年100年はついこないだの話なんでしょう。
すごいなぁ。
無くなったら困る物がじわじわ消えていく手作り、手仕事、職人、の世界の危機を行政の方たちに感じて欲しいです。