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JUGEMテーマ:着物 きもの

 

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木村葉子です。

 

 毎週一冊の本を社員に紹介するということで、私が手に取った本は、「きものと心」でした。

 

                  

 

 呉服の老舗「志ま亀」店主武内俊子さんの自叙伝で、会社に置いてあったのですが、ずっと読む機会がなかったので、ふと思い立って読んでみました。

 

 読みやすい文章なのと、京都で生まれ育っていらっしゃるので、出てくる通りや建物の名前に馴染みがあって、頭に入りやすいのでどんどん読み進むことができました。

 

 〜でございます。〜いたしました。と、とても丁寧な文章に、育ちの良さが感じられます。

 

 女中さんのいるような立派なお家で、厳しくきちんと躾けられたお嬢様で、ご縁があって「志ま亀」に嫁ぐことになります。

 

 その時に、結納品として志ま亀からいただいた振袖がこれです。土田麦僊の下絵の黒振袖。

 

                  

 

 たくさんの人たちを招いてひと月ほど婚礼の儀式と挨拶回りをされ、志ま亀の家に入られました。

 

                  

 

 昭和の戦前の京都の大きな呉服屋さんの暮らしは、本当に映画かドラマの世界のようです。

 

 親子でも礼儀を重んじ、店の中にはきちんとした身分や決まり事やわきまえがあり、季節の行事や慣習を守り、常に挨拶と感謝の言葉が人をつなげています。

 

                  

 

 現代には消えてしまった、美しいものを感じました。

 

 苦難の戦争を経て、商売に関わるようになった戦後も、周囲への感謝の気持ちを大切にしながら、どんどん店を発展させていき、東京へ移ることになります。

 

 呉服業界にとってはその後、黄金期がやってきました。

 

 そして、今、です。

 

 私にとってはこの本は「こんな暮らしがあったんだ。」という驚き、憧れ、郷愁、をくれた本です。

 

 きものにこめられた思い、着る人に贈る思い、そんな事を忘れないでいたいと思います。

 

 

 

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コメント
著書の中に本格的な色留めそでのことが書かれているのですが、同色同柄の物を上着は五つ紋
下着は三つ紋に染めて二枚重ねで着用するそうです。すごい贅沢ですね。現代の黒留袖と同じように白無地の比翼をつけたものは本来の在り方からは外れたものでご自身は同色あるいは共薄無地の比翼を勧めていらっしゃったそうですが、現店主のお嬢様もそうされているのでしょうか?時代の流れとごく一般的な白いものをつけてられるのか、興味があります。
  • sikibu
  • 2020/04/26 11:31 PM
sikibu様コメントありがとうございます。現店主がそうかは存じませんが、本来はそういう着方だったのでしょうね。それが、どこでも簡素化されているのかもしれません。それだけ、特別な思いを込めた贅沢なものだったのでしょうね。

  • 捨松
  • 2020/04/28 1:06 PM
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