木村葉子です。
京都の祇園祭も、後祭の山鉾巡行が24日に終わりました。
前後二回に分けられて、歩行者天国や、露店なども以前の祇園祭より、少し落ち着いたような気がします。
祇園祭が終わって、大阪の天神祭!と言われても今までテレビでしか見たことがありませんでしたが、今年は初めての天神祭の、船渡御(ふなとぎょ)と言われる、船で大川を回りながら奉納花火大会を観覧するのに、ご招待していただきました。
花火も久しぶり。
船と言っても、普段は砂利運搬船だそうで、広くて、イスとテーブルが並べられてちょっとしたステージも作られ、トイレも設置されて、1つのお店のような感じです。
いろんな企業の船があり、それぞれに落語家さんやタレントさんがマイクで盛り上げているので、とにかく賑やかです。
お弁当とビールなどいただきながら、船の出発を待っていると、少しずつ暮れてきました。
船同士がすれ違うたびに大阪締めという手締めを交わし合います。
橋の下も何度かくぐりました。
橋の上の観客とも大阪締めを交わし合い、川沿いの露店の人達とも大阪締めを交わし、何とも楽しい気分になってきました。
この時は電車もゆっくり走るそうで、電車の中の人とも手を振りあうことができました。
花火が始まりました。
約5000発の花火、それもすぐ近くだと、低いので頭上で花が開くような感じでした。
花火がどんどん打ち上げられる中、若い2人が龍踊りを黙々と踊り続け、お囃子も響き渡り、あちこちから大阪締めも聞こえて、お祭りの最高潮に達していきました。
やはり凄いです。
さすがに日本三大祭りと言われるだけの規模と、人手と熱気。
もちろん1000年以上昔から続けられているという歴史が素晴らしいのですが、京都とは違う華やかさと迫力がありました。
社長の着物は、近江上布に、帯屋捨松の夏の男帯。
私は小千谷縮に、芭蕉紋の八寸帯。
電車に乗って汗もかいてよれよれの時に写真を撮ったのであまり綺麗ではありません。失礼。
初めての天神祭、とても楽しい夜でした。