JUGEMテーマ:着物 きもの
←よろしければクリックお願いします。
田中です。
前にも載せたかも知れませんが、引箔と言って和紙に金箔を塗布したものを細く切って織り込む技法があります。
引箔だと風合い良く、帯が軽いものになり高級感も出ますが、織るのに技術や手間がかかってきます。
そしてこの引箔の下準備にもひと手間かかっています。
これは納品時の状態です。
耳と言って両端に使えない部分があるので落としていきます。
まずは端の白い部分を一気に落とします。
次にレ点の印を目印に、端の塗料が塗れてない部分まで切って落とします。
これで要らない部分を省きました。
これで完成です。
こちらの色も、白い部分を切って塗料の要らない部分を落とします。
この端の部分が残っていると、帯になった時にキズになります。
これ1枚、正直材料の時点でコストが高く、年々作れる色が少なくなってきているのが現状です。
それの真ん中部分だけを贅沢に使う商品になります。
紙とはいえ、ミツマタの和紙なので軽くてとても丈夫です。
良い材料を帯にして、皆さん締めて欲しいです。
←よろしければクリックお願いします。