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印籠と煙草入れの世界


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 今の時代、タバコを吸う人が随分少なくなったようですね。

 禁煙コーナーとか、禁煙席とか出来始めた頃からぐっと環境がかわり、今や、喫煙コーナーが隅っこの方に作られ、飲食店でも禁煙だったり、映画やドラマのシーンでも、たばこをふかす、という場面があまり見られなくなったようです。

 空気が汚れない、部屋が臭くならない、服に匂いがつかない、健康的、タバコ代がいらない、などタバコを吸わないことのメリットは確かに多いですよね。
 
 日本には天正年間(1573〜92)にタバコが渡来したそうです。

 それまで、武士の間に印籠という袋を提げる風習があり、中に印鑑や薬を入れていたようですが、煙草が日本中にはやりだし、煙草を持ち歩くのに、新しく煙草入れが大流行しました。

                                              

                                               

 印籠の細工も素晴らしいのですが、煙草入れは武士だけでなく、町人や、女性にも流行ったので、様々な趣向が凝らされ、素材も多様で、そんな本を見ていてもとても面白いものです。

                                       

 中には夏向きの女性持ちのセットなどあり、キセルはビードロで出来ている涼しげでオシャレなものです。

                                           

 武家の奥方のものなど、その姿を想像させてくれます。

 外国からも金唐革や更紗などは入ってきて、オランダ好みとか紅毛好みとか呼ばれるオシャレなものもあります。

                                                   

 大正時代頃まで盛んに作られていたようです。
 
 現代に置き換えると、携帯ストラップとか、携帯のカバーに凝るのと同じ感覚でしょうか。
 
でも、彫金や蒔絵、象牙の彫刻など名工が腕をふるい、技を磨き、粋でオシャレな煙草入れの文化は、煙草の良し悪しは抜きにして、素晴らしい美術品だと思います。

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