日に日に発表される感染者数の数字が減り、ようやく収束という気持ちも芽生え始めてきた気もしますが、他国の様相を見る限りまだ油断はできません。
第二波、第三波があるといわれるようにクラスターが発生すればまたたちまち感染が拡がる事は明らかです。
まだしばらくは辛抱すべき時なのでしょうね。
徐々に気温も上がり始めて、紫陽花の季節が近づいてきました。
こちらは目の粗い紗で織った夏八寸帯です。
紫陽花の枝葉の生命力の強さや花くす玉のように集まって咲く紫陽花の花を地紋入りの薄い灰色地の上に織り出しました。
西陣では粗紗の夏八寸帯を織るところも少なくなっていますが、帯芯も入らず帯の中でも一際清涼感があり、暑い日の増えた現代の気候にも合っている帯です。
また反物から仕立てる浴衣に合わせる方も多く、浴衣姿も格がぐっと上がります。
この帯が似合う時季には、気をつけながらもほとんど普通に出かけられるようになって欲しいという願いも込めて紹介させていただきました☺️
この記事は、帯屋捨松instagramhttps://www.instagram.com/obiyasutematsu/?hl=jaより転載しています。