JUGEMテーマ:着物 きもの
岩田です。
2月になり梅の花が咲き始めていますね。歩いていると、花の良い香りがしてきます。
そんな梅の花のような可愛らしいすくい織りの八寸「花風文」を紹介します。
ピンクの地色に真っ白の花を表現するために「抜染」をしています。
そのまま織るとタテ糸のピンクとヨコ糸の白が交わって真っ白にはなりません。
そこで、抜染をすることで真っ白の花を表現することができています。
抜染とは、抜染剤を一部分に塗布し、その上で蒸すことでタテ糸の色を抜く方法です。
抜染した部分としていない部分が重なってグラデーションにもみえます。
腹文です。
織っている途中での作業になるので、大変さもありますが、すくい織りだからこそできる作り手のこだわりが詰まった1本です。