JUGEMテーマ:神社仏閣
木村葉子です。
京都市の西、向日町駅で待ち合わせをして、懐かしい仲間たちと恒例の秋の見学会、善峯寺へ行きました。
善峯寺は、大学生の頃に一度だけ行った事がありましたが、紅葉が過ぎていた頃だったのか、人も少なく、私の記憶の中では、龍のように長い松の素晴らしいすがたが、強烈に残っていました。
今回は、紅葉の時期、昔に比べて人も多い事だろうと覚悟して行きました。
歴史は大変古く、平安中期に開かれた善峯寺。http://www.yoshiminedera.com/
平安時代のものをはじめ、鎌倉、江戸、とたくさんの文化財が残されています。
桜、ツツジ、ボタン、芍薬、紫陽花、サルスベリ、紅葉、椿、梅、と庭園や境内には、一年中、花を楽しめるように手入れされているそうです。
昔行った時はちょうど何も無い時だったんですね。
急な勾配を上ると、やはり、太陽の光がよく当たるところから、紅葉が進んでいます。
とても美しい。
快晴だったので、とても気持ちが良く、眼下に京都市内を見下ろす所でも遠くまで見渡す事ができました。
阪神大震災で、高速道路で宙吊りになっていたバスを皆さんご記憶されていると思います。
あのバスの運転手さんが、善峯寺のお守りを持っていた、という事から、落ちないお守りとして、受験生に人気が出たそうです。
あんな奇跡的な事が起こると、神仏の力を感じますよね。
善峯寺の境内は20カ所近くの建物を見ながら山の頂上まで登っていくような、広大な回遊式庭園になっているので見所満載です。
その中でも天然記念物に指定されている遊龍の松は、本当に素晴らしい姿です。
一本の松が、左右に枝を伸ばしていて、一枚の写真では収まらない、長い龍の姿のようになっています。
樹齢600年を過ぎているとのこと。
足腰を痛めている仲間がいたので、頂上までは諦めたのですが、こんなに見所の多い立派なお寺だったのか、と再認識しました。
また、違う季節に行ってみたいと思います。