JUGEMテーマ:美術館
木村葉子です。
台風の被害が予想以上に大きかった長野県。
予定通りに行っても良いのかをたずねてみると、飯田市の方は大丈夫でした、ということでしたので、日帰りで長野県へ行きました。
1つの目的は、駒ヶ根シルクミュージアム。
養蚕、製糸、シルクについての歴史や研究を勉強するのと、現代手織物クラフト公募展を見る、というのが目的でした。
駒ヶ根市を望む小高い山すそに建っています。
中に入るとワークショップコーナーがあり、小さな機織り機などがたくさんおいてあり、まゆクラフト体験、糸取り体験、飾り紐体験、染色体験、機織り体験、などいろいろとチャレンジできるそうです。
常設展示室へ。
日本各地の織物の反物がトンネル状にレイアウトされた入り口から入ると、昔の養蚕農家の様子が見られるようになっていました。
いろりの周りには様々な道具が置かれて、家族みんなで仕事をしていたのが想像できます。
日本の絹糸の輸出が近代日本をどれだけ支えていたか、また、大正3年に創立された「龍水社」の事なども詳しく説明、展示されています。
感心したのは、龍水社は、各製糸工場に学校を作り、仕事の後2時間、週5日、国語算数社会、さらに家庭科や音楽、保健体育、まで教えていたということです。素晴らしい!
その龍水社で実際に動かしていた自動繰糸機や、検査機にも触れることができます。
生きている蚕もいて、桑の葉っぱをワシワシ食べる音が聞こえました。
不思議ですね。桑の葉しか食べないのにあんなに綺麗な絹糸が生まれてくるなんて。
公募展の作品は写真はNG
全国から送られた手織りの着物や帯。
かなり間近でゆっくり見ることができました。
この駒ヶ根シルクミュージアムで人気なのが、併設のレストラン、菜々ちゃんのランチ。
地元の野菜がふんだんに使われて、手づくりのお料理が食べ放題です。
ついつい取りすぎてお皿が山盛りに!
どれも美味しくてお腹いっぱいでした。
併設のショップでは、地元の食材や花、シルク製品が並べられています。
掘りたての下仁田ネギが到着するとみるみる無くなっていきました。
いい勉強ができて、美味しいお昼ご飯もいただけて、駒ヶ根シルクミュージアムは、良いところでした。