琉球紅型と琉球舞踊

JUGEMテーマ:着物 きもの

 

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 木村葉子です。

 

 国際博物館会議京都大会(ICOM)の関連イベントの1つである、「西陣織と琉球びんがたの出会い」を西陣織会館で見てきました。

 戦後、紅型の復興に尽力された城間家、知念家の貴重な紅型や、後継者たちの新しい紅型が見られるのと、琉球舞踊も見せてもらえる、というので、せっかくならと、踊りの時間に合わせて行きました。

 

 紅型の実演では、材料や製作工程について詳しく教えていただきました。

 

                 

 

 沖縄の強い日差しのなかでは、普通の化学染料で染めた着物は色が焼けたり、変色したりするから、この染料を呉汁で解いて使うんです、と聞いて納得。

 

                 

 

 ぼかしに使う筆は、人間の髪の毛、それも、15歳くらいまでの若い女の子の髪の毛に限るんです、と聞いて、思わず自分の頭に手をやって、納得。

 

                 

 

 分業でなく、型を彫るのも、糊を煮るのも、染めるのも、洗って仕上げるのも、すべて一人一人で、というのも大変なことです。

 

                 

 

 手間を惜しまず、細やかな作業の積み重ねで出来上がるから、美しいんですね。

 

                   

 

               

 

               

 

                   

 

                   

 

                   

 

 展示コーナーで、新旧の素晴らしい紅型を見た後、着物ショーで、紅型を着用した姿を見ました。

 

                   

 

 紅型に合わせる帯はとても難しいと思います。

 

                   

 

 そのあと、お待ちかねの琉球舞踊が始まりました。

 

                    

 

 実演されていた方と同じ工房の方で、琉球舞踊の大会で優勝された実力者だと聞いていましたが、静かに舞が始まると、おごそかな雰囲気に包まれました。

 

                    

 

 まるで、能の様な足の運びと、巫女さんの祈りのような舞姿、京劇の様なお化粧、に、何よりも美しい華やかな黄色い紅型の衣装!

 

                    

 

 後ろ姿もあでやかで、この背中には帯はいらないな、と思わせます。

 

                    

 

 うっとりと見つめていました。                  

 

 踊りは本来の長さより随分省略されているそうですが、とても素晴らしいものでした。

 

 もう少し涼しくなったら、紅型の着物を、着たいと思いました。しっかりと、帯屋捨松の帯を締めて。

 

 

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