JUGEMテーマ:京都
今年の顔見世は、南座発祥400年と新装開場を記念して、11月から開催されています。
夜の部は、まず、義経千本桜「木の実」「小金吾討死」「すし屋」の2幕3場でたっぷり魅せます。
仁左衛門のいがみの権太は、流石です。孫の千之助も小金吾を見事に演じていました。
「面かぶり」は、鴈治郎が豪華な舞台装置の中で、一人で踊ります。贅沢です。
「白浪五人男」は、愛之助が弁天小僧を芝翫が日本駄右衛門を演じます。
お嬢様から、入れ墨をした男に変わるさまが、見どころです。稲瀬川勢揃いの場での渡り台詞が、心地いいです。
「三社祭」は、故富十郎の子、鷹之資と千之助の10代コンビの舞踊です。
きびきびして、初々しいです。将来が楽しみです。
年々、師走らしさがなくなってきていますが、顔見世に行くと一年が終わるのだなあと、感じます。