JUGEMテーマ:京都
木村葉子です。
お茶会に行きました。
上京区には、表千家、裏千家、武者小路千家、のお家元があり、お茶の文化のレベルが相当高い地域です。
上京茶会は春と秋にありますが、いつもお安いチケットで、ハイレベルのお茶会を経験できます。
今年の秋の上京茶会は、興聖寺。普段は入れないお寺です。
紅葉が綺麗です。
1603年に虚応円耳(きいんえんに)という僧を開山として古田織部により、建てられたお寺で、古田織部の像が祀ってありました。
普段は入れないと言っても、観光ではなく、お茶の稽古や、座禅などを体験することはできるようです。
奥の土地にこれからお花や野菜を育てるので、一緒にやりたい方は皆さんお気軽にいらしてください、と、ご住職がおっしゃっていました。
お茶会は、写真写していません。
お庭は写すことができました。
お天気が良くて、赤い紅葉がとても綺麗でした。
この日はもう一つのお茶会にも行きました。
京都東山蹴上にある、ウェスティン都ホテル京都7階にある佳水園へ。
ホテルの7階とは思えないお庭と建物です。
裏山とつながったスペースなので、本当に自然が美しい。
昔あったという稲荷の井戸などもありました。
待合で、しばらく待ちます。
待合の、お軸はあの西郷隆盛筆、「酔香」と読みます。
来年の大河ドラマは、西郷隆盛が主役のドラマだから、とのことでした。
お茶会は、お隣の可楽庵で。
最後のお席だったので、浜松からいらしたご亭主もお疲れで、準備の大変さや京都の作法との違いなど、内輪話もお話になり、和やかでした。
お茶碗のお作の質問で、「人間国宝の、」とおっしゃった後、よほどお疲れだったのが「加藤一二三」と言われ、え?ヒフミン⁇と皆が目をパチパチさせて、おひとりのお客様が、「はじめさんですか?」と訂正される、という場面もあり、なかなか楽しいお席でした。
東山は紅葉の名所が多いせいか、ホテルの周りはたくさんの観光客がいて、地下鉄も満員でした。
でも、紅葉を楽しむ、という平和な時間はありがたいものです。いい秋の1日でした。