JUGEMテーマ:山行記録
梅雨の合間をぬって、八経ヶ岳に登ってきました。
以前から、憧れていたテント泊にチャレンジです。
山小屋泊より、荷物が増える分、重くなります。そのために、一番近い行者還トンネル西口から登ります。
二日分の駐車料金を払って、登山届を提出して、いよいよ出発です。
この橋を渡ると、いきなり急登が始まります。
やはり、ザックの重さが違います。
登ること1時間、ようやく大峯奥駆道と合流です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B3%AF%E5%A5%A5%E9%A7%88%E9%81%93
ここからは、傾斜もゆるくなり、まばゆいばかりの緑の中を歩いていきます。
風が涼しくて、気持ちがいいですが、休憩していると、寒いぐらいです。
ブナの原生林が広がる弁天の森を過ぎると
今日のキャンプ地、弥山と弥山小屋が見えました。
まだ、けっこう登らないといけません。その横には、八経ヶ岳の姿も見えています。
聖宝の宿跡を過ぎると
弥山への急登が始まります。
木道は、一気に標高を稼げますが、荷物の重さが堪えます。
もう終わりかと思ったら、また、次の道が現れ、立ち止まりつつ登って、やっと弥山小屋に到着です。
すぐに受付を済ませて、テントを張りました。
昼ご飯を食べて、ゆっくりしていたら、妻が鹿の写真を撮ってきました。
テントに荷物を置いて、サブザックで、八経ヶ岳に登ります。
途中で、オオヤマレンゲの保護のために、柵が設置されていました。
頂上は、そんなに広くありませんが、眺望がすばらしいです。
さすが、紀伊山地の真っ只中!見渡すかぎり、山また山。
振り返ると、弥山小屋も見えています。その向こうは、大普賢岳や山上ヶ岳方面かな
弥山に戻って、弥山山頂へ行き、
昼寝をして、早めの夕食です。
小屋で調達してきたビールが最高です。日帰りの登山客が大半なので、この時間になると、ほとんど貸し切り状態です。
こんなに静かな山は、今まで経験ありません。贅沢です。テントも10張りもなく、点在しているので、周りにテントが見えません。
メスティンでご飯を炊いたり、最後はカレーにして、〆ました。そして、テントで横になっていたら、あっという間に寝てしまいました。
夜、トイレに行くと、曇っていて、星が全く見えないのは残念でした。御来光も期待できません。
夜が明け始めると、小鳥が一斉に囀りだします。うっすらと日の光が見えます。
これはこれで、幻想的な雰囲気でよかったです。
朝ごはんを食べて、コーヒーを点てて、のんびり過ごします。
あとは、天気が少し心配なので、そうそうに下山しました。
今回の山旅は、天気にも恵まれて、初めてのテント泊は、大満足でした。
シロヤシオやサラサドウダンも咲いていました。
写真は、採れませんでしたが、リスやアオゲラも見ました。他にも小鳥たちのいろんな鳴き声が聞こえ、癒されたひと時でした。