智也です。
西陣織に証紙があるのはご存知でしょうか?
通称メガネ証紙と言って、西陣織工業組合が発行している西陣織を証明するためのものです。
帯の種類ごとに分けられていて、袋帯などは金色ですが、京袋など色が分けられているものもあります。
帯の種類の他に数字がありますが、これはメーカーごとに個別に割り当てられた番号で、証紙番号と言っています。
証紙番号はメーカーが廃業されたりすると欠番になり、その番号はその後使われることはありません。
新規登録者には新しい番号が割り当てられます。
現在2500番台まで増えているようですが、実際のところ中には欠番も多く、メーカー自体は減少の一途をたどっています。
帯屋捨松の証紙番号は48番。
西陣の中でも証紙番号をもらったのが早い方だったようです。
現在一桁台、二桁台となると老舗という扱いの織屋が多いです。(決して老舗順というわけではないです)
ちなみに西陣織工業組合のホームページでは、証紙番号からメーカーを検索することができます。が、いまトップページから検索 に飛べないようですので以下のリンクからアクセスしてみてください。
http://www.nishijin.info/member.htm
街で西陣織の帯を見つけたら証紙番号を見てみてください。
メーカーを知ると織屋ごとの雰囲気や特色も分かって、より一層帯や着物を楽しめるのではないでしょうか?