JUGEMテーマ:美術館
木村葉子です。
久しぶりの東京。
上野公園の東京国立博物館で開催中の「茶の湯」を見に行きました。
快晴の休日とあって、上野公園は大変な人です。
入ってすぐに、お神輿が賑やかに通り過ぎ、何だろ?と思っていると、動物園に向かう親子連れに巻き込まれ、ふと、気づくと、何やらイベントがある様子。
子供達のダンスの大会のようです。
食べ物屋さんのブースがすでにいい匂いを漂わせ、あちこちで練習している子供達も見られます。
発表も始まっているようで、応援の親御さんたちがいっぱいでした。
さて、国立博物館へ。
開館されたばかりなので行列が出来ていましたが、ほどなく、中に入ることができました。
この「茶の湯」の展示は全国から逸品が大集合で、これほどの企画はなかなか見られないとのことだったので、勉強のためにも是非見たいと思っていました。
やはり、中は熱心な方ばかりで、少しも前に進みません。
どなたも同じ思いで、見逃すまいと、じっくり、見てらっしゃいます。
が、後には集中力も少し落ちて、疲れてきて、人の波も無くなり、ゆっくりと見ることができました。
写真は撮れないので、図録の写真です。
前半の目玉、曜変天目茶碗です。
怖いくらいきれいです。
まるで、宇宙のような、まるで、顕微鏡で見る美しい細胞のような、何とも言えない虹色が深い夜空のような漆黒のなかに光っています。
12〜3世紀に焼かれたとは思えない、生き物のように感じました。
他にも素晴らしいものをたくさん見ることができ、とても充実した展示でした。
図録も、お茶にまつわるエッセイが10点も書かれ、展示の説明も良く、歴史や知識も勉強できる、とても内容の濃い図録でした。
グッズ売り場には、道明さんの組紐も少し置いてあり、この「茶の湯」の限定品の組紐がありました。
限定品ってそそられますよね。
展示の入れ替えはありますが、6月4日まで。
東京の近くに住んでいたら何度も行かれる方もあるかもしれません。
京都でも企画してくれたらいいのに。