初出張
- 2023.11.20 Monday
- 帯屋捨松
- 08:55
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- by すてまつ
JUGEMテーマ:着物 きもの
木村葉子です。
いつもは、意匠部で図案を考えたり、2階で糸を配色したり、3階で機織りしたり、人前に出ることはないのですが、様々な事情で、私が東京、日本橋高島屋呉服売り場に出張することになりました。18.19日の土日、行って来ました。
もう、緊張!
急いで着替えた着物がちゃんと着れているか、も心配。どのタイミングでお声をかけたらいいのか、悩みながら対応していました。
そのような中で、土曜日は午後から捨松ファンの方が次々に、来て下さいました。
ありがとうございました。
やはり、作ることに没頭している日々、締めてくださっている方々のお話を聞く事はとてもありがたい事です。
私のつたない説明を聞いていただき、わたしの背中に帯をのせて、イメージしてもらったり、着物を楽しむ方々といろんなお話できてとても楽しかったです。
また、京都の本社や工場に行きたいと言ってくださる方々を楽しんでいただけるようなことを考えたいと思います。
明日21日(火)までです。
よろしくお願いします。
茶の木
- 2023.10.28 Saturday
- 帯屋捨松
- 09:19
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- by すてまつ
JUGEMテーマ:花
帯屋捨松の庭には、茶の木があります。
掃除をしていた人が、花が咲いているのを見つけました。
よく見ると、蕾もいっぱいついています。
花が終われば実になりますが、家紋にも使われています。
ひとつ茶の実 丸ひとつ茶の実 重ね角に茶の実 抱き葉茶の実 光琳ふたつ茶の実
向う茶の実 茶の実菱 三つ茶の実 浮線茶の実 茶の実鶴
糸輪剣三茶の実 違い茶の実 三つ盛り茶の実 石持ちに茶の実 枝茶の実
三割茶の実 片葉折茶実 亀甲茶実 雪輪に茶の実 団扇に違い茶の実
りんどう茶実 輪違い茶の実 割り茶の実 変わり茶の実蝶 茶実枝丸
五つりんどう茶実 上下向い茶実 四つ茶実 三つ寄茶実 丸に葉なし茶実
葉折れ茶実 陰一つ茶実 陰三つ茶の実 花茶の実
様々な家紋がありますね。
橘紋から転化したとする説もあり、確かにそっくりです。見分けるポイントは実の背後の3枚の葉で、葉があるのが橘紋、ないのが
茶の実紋です。
橘紋 向う橘 向い橘 糸菱に覗き橘 隅切り角に橘
茶の実が家紋となった由来は明らかではないそうですが、茶が高貴な薬として日本にもたらされたことから、その長寿などの効用にあやかったのではないかと言われています。
茶の実と家紋の結びつきは、少々意外な感じがするのですが、茶がそれだけ日本人の生活に深く関わってきたことを物語るものといえそうです。
古い染織品
- 2023.10.27 Friday
- 帯屋捨松
- 09:30
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- by すてまつ
JUGEMテーマ:美術・工芸
木村葉子です。
先日、本社の掃除をしていて、普段あまり開けないところを開けたところ、あらっ?こんなところに!というお宝を見つけました。
数年前にも、いろいろと、移動させたり片付けたりした時に、ここに入れておくとカビたり、傷んだりするだろうと思われる古い染織品を、違う場所に移したことがあったのですが、見落としていたようです。
一つはかわいらしい女の子の刺繍が散りばめられた大きな木綿の布。
民族衣装を着て踊っているのでしょうか?
トルコ刺繍裂と書いてありましたが、そんなに古いものではなさそうです。
そしてこちらは鮮やかなボハラ刺繍。
こちらは17世紀末〜18世紀と書いてあります。
裏を見てもぎっしり、手仕事が良くわかります。
ずっしり重いものが、南イラン、シラーズ地方カシュガイ族のサドルバッグと書かれています。
どのような使い方をするのでしょう、とても丈夫な作りになっています。
そして深いグリーンのビロードの衣装がありました。
肩幅が30数センチ袖丈も25センチくらい、丈が1メートル足らずなので子供の服なのでしょうか?
豪華なコード刺繍がぐるりとあり、高貴な地位の衣装ではないかと思われます。
裏を見るとかわいらしい刺繍が!
少し虫干しのために広げておきました。
帯屋捨松で集めた古い染織品には、小袖とか中国の衣装とかいくつかあります。
もうずいぶん昔、先代、先先代の頃に手に入れたもので、帯の図案や色の参考にしたようです。
また一度見直してみたいと思います。
七夕飾り
- 2023.07.06 Thursday
- 帯屋捨松
- 10:31
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- by すてまつ
七夕まつりは、七夕のルーツといわれる、中国の行事、乞巧奠(きっこうでん)と織姫・牽牛伝説が習合したものと言われています。
奈良時代には、朝廷や貴族の間で、七夕(しちせき)として、定着したようです。そして、室町以降に民間にも広まったようです。
織姫星が夜空に輝く7月7日の夜に、糸や針の仕事を司る織姫に対して、5色の布や糸・針などが供えられ、手芸や機織りなどの技巧上達を願う行事になりました。
5色の糸は、中国の五行説に由来するものと言われています。
梶の葉を用いるのは、平安時代には、梶の葉に願い事を書いたからと言われています。
七夕の願い事に梶の葉が用いられる理由としては、天の川を渡る船の梶となって星に願いが届くという言葉遊び的な要素もあるように思われます。
暑い日が続きますが、夜空を見上げて、織姫と彦星の物語に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
催事情報
- 2023.04.05 Wednesday
- 帯屋捨松
- 15:09
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- by すてまつ
JUGEMテーマ:着物 きもの
寒波襲来
- 2023.01.30 Monday
- 帯屋捨松
- 17:00
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- by すてまつ
十年に一度の寒波とか、煽るなと思っていました。
しかし、夕方の5時ごろに積もってきたなとみているうちに、みるみる積もって行きました。
立往生している車も出ていました。急な積雪で対応できなかったようです。
次の日も気温が上がらず、雪景色のままです。
横の通路も
氷柱がこんなに長くなっています。
奥庭も埋もれています。メダカが心配です。
いつもなら午後には気温が上がり、溶けてくるのですが、今回は気温が上がらないのでなかなか溶けません。
休み明けに出社すると、屋根からの雪でえらいことになっていました。
車の通るところは、雪をよけましたが、凍り付いて大変でした。しばらくは溶けそうにありませんね。
植木の剪定
- 2022.12.08 Thursday
- 帯屋捨松
- 09:23
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- by すてまつ
JUGEMテーマ:庭
植木の剪定も終わり、いよいよ年末という感じになってきました。
すっきりさっぱりして、新年を迎えます。
山茶花も可憐に咲いています。
あんなに元気に泳いでいたメダカたちも、かたまってじっとしています。
有終の美を飾れるように、ラストスパートです。
地下鉄新車両に帯屋捨松
- 2022.11.27 Sunday
- 帯屋捨松
- 17:47
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- by すてまつ
JUGEMテーマ:京都
木村葉子です。
京都の伝統工芸を地下鉄新車両に!ということで以前、帯屋捨松から名古屋帯と袋帯と、一枚ずつ提供していました。
新車両になかなか当たることがなく、一度だけ、「もしかしてこれは?」ということがあったのですが、帯地を見ることができませんでした。
今回ようやく、西陣織が使われている車両に乗ることができました!
普通の座席が両側にある作りでなく、たくさんの人が乗れるよう立ち乗りでもたれかかる仕切りが車両の中央にあり、そこに3枚ずつ表裏で6枚、西陣織が挟んであるといったものです。
伝統的な柄と新しい西陣織、ということで、西陣タータンと名付けられたチェックの帯地もあります。
車両の上の方にそれぞれ西陣織としての案内がありますが、なんとなく控えめ?
今回は最後尾の車両でしたが、前回は先頭の車両に乗った時に気がついたので、新車両の全部に伝統工芸が使われているというわけでもなさそうです。
前回は途中で移動して探して、北山杉を使った吊り革に気がつきました。
北山丸太と京組紐、と近くに説明がありましたが、それも控えめ?
気がつくひと少ないだろうなぁ。
帯地も、人がもたれかかると見えなくなってしまいます。
ちょっと残念。
何かよくわからないものもあり、動く美術館とまではいかなくても、もう少し乗客の目線を考えて工夫して欲しかった気がします。
なかなか、この地下鉄新車両に出会えないかと思いますが、もしも乗ることができたら、しっかりと、京都の伝統工芸を見てくださいね。
私が乗ったのは木曜日20時56分に京都駅を出る国際会館行きでした。
いつもその時間かどうかわかりませんけれど。
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