先日、経糸を1本糊していましたが、整経が出来たのでいよいよ織りの作業をしていきます。
経糸は糊が効いて程よくコシが付きました。
帯のコシ、締めやすさにも繋がりますが、織りやすさにも良い効果があります。
経糸もヌキも、太めの紬なのでザクザクがっしり織る感じで、気合いが入ります。
紬を6〜7本合わせた糸や、太箔などを使います。
織り応えがあるので織っていて楽しいですが力も要ります。
この柄自体、クレヨンで描いたようなニュアンスなので、織り組織でも工夫しており、糸の持つざっくり感を表現しています。
生地となる地ヌキも異なる3種の糸を合わせており、手織りの風合いの為にちゃんと役割を持たせています。
これらを張りたるみ無く織ることが難しいです。
見えない部分できちんと仕事をする事に意味がありますね。