ヌキの計算

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田中です。

 

捨松では、新しいデザインや配色を織る際、必ずメザシと言って試し織りをします。

その時に使う糸を管に巻いていくわけですが、どれだけの量を巻けば足りて無駄がないか、を図を見ながら計算で出します。

一本の管に巻ける量も限られているので、それも算出します。

余った糸も使うので全くの無駄ではありませんが、できるだけちょうどの量でできるように。

管が巻けたらやっとメザシが織れます。

織るまでに多くの人の手がかかって大切に作られています。

 

 

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金糸マイスター

 

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          1掛金糸

 

             

 

             3分金糸

 

                

 

           羽衣金糸

 

                

 

織機で使用する定番色の金糸は納品前に全て人の手で検品してもらっています。


1人の職人さんが指先の感覚で、玉結びになっている伏しや裏撚(撚りが反対になり、色が変色して見える部分)を見つけてカットし、機結びで継直します。

 

これを5000メートルに検尺しながらコーンへ巻き取っていきます。

 

経用金糸になるると50個近くの数を約一週間かけて検品されます。

 

 こうするこで、金糸はコーンからスムーズに引くことができ、織り上がりも美しくなります。

 

 玉結びや裏撚部分を織り込むと目立った筋になるなど、生地に影響してくるので。

 

 検品したての金糸はより輝いて見えて、それだけでも美しいと感じます。

 


機針(ハタバリ)

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 ハタバリは絹幅を一定に織り上げるために必要な道具です。

 竹でできており、両端に針が付いています。

 修理前

              

 織り手さんは30本程の数を手元に置き、織りながらハタバリをかけていきます。

 一定の長さ迄織れると外し、またかけていく動作を一反織り上げるまで繰り返します。

 毎日使っているとハタバリは消耗し傷むので、定期的に専門の職人さんへ修理を出します。

 修理へ出す前のひと手間。

              

 お湯に浸けて針周りの紙を剥がし、同時に余分な汚れを落とします。

              

 弊社が依頼している職人さんは、ハタバリをご夫婦で作っておられます。

 針を通す溝、針を固定する溝を彫る仕事はご主人にしか出来ない技術だとか。

              

 溝に通した針を奥様が銅線で固定していくのだそうです。

 他にも引箔を織る時に使う道具「ヘラ」も作っています。

 これらの仕事ができるのも、西陣界隈では一件だけとなりました。

 無くてはならない材料なので、可能な限り作り続けてほしい思いです。

 修理を終えると、新品同様に仕上がってきます。

              


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引箔

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 田中です。
 
 前にも載せたかも知れませんが、引箔と言って和紙に金箔を塗布したものを細く切って織り込む技法があります。

             

 引箔だと風合い良く、帯が軽いものになり高級感も出ますが、織るのに技術や手間がかかってきます。

 そしてこの引箔の下準備にもひと手間かかっています。

 これは納品時の状態です。

             

 耳と言って両端に使えない部分があるので落としていきます。

 まずは端の白い部分を一気に落とします。
 

             

 次にレ点の印を目印に、端の塗料が塗れてない部分まで切って落とします。

 これで要らない部分を省きました。


             

 これで完成です。

              
 
 こちらの色も、白い部分を切って塗料の要らない部分を落とします。

              

 この端の部分が残っていると、帯になった時にキズになります。

              

 これ1枚、正直材料の時点でコストが高く、年々作れる色が少なくなってきているのが現状です。

 それの真ん中部分だけを贅沢に使う商品になります。

 紙とはいえ、ミツマタの和紙なので軽くてとても丈夫です。

 良い材料を帯にして、皆さん締めて欲しいです。          

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お絹直し

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 商品が織り上がると、たまに傷物が出来ます。

                   

 
ジャガードや機の故障・織手さんの糸の入れ間違い等
一ヶ所でもあれば商品になりません。

                   

 
かけつぎ屋さんに頼むこともありますが、直せるものは
自分たちで直します。

                   

 
これも諸先輩から教えてもらった技術の一つです。


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  智也です。
 
 大学時代の先輩の結婚式の余興をしました。
 軽音楽サークルだったのでバンド演奏をしたのですが、演奏曲の中に中島みゆきさんの「糸」がありました。
 この曲を知った時から歌詞がすごく好きだったのですが、機織りを始めてからさらに歌詞が心に沁みるようになりました。
 
 縦の糸はあなた   横の糸は私
 会うべき糸に   出会えることを
 人は仕合わせと呼びます /中島みゆき「糸」
 
 織りを題材に人の出会いをこんなに美しく表現できるなんて…と何度聴いても感動してしまいます。
 
 先輩の式も先輩らしい、本当に良い式でした。
 
 
 機織りをしていると、たまにやってしまうミスがあります。
 「胴ヌキの越間違い」です。
 柄の部分を出すための横糸を、通すところを間違えて織り込んでしまうことを言います。
 
 下の画像の中で、白色の部分に不自然な黒い線が入っているところが間違っている箇所です。

                 
 
 しかし、これでこの商品がダメになるかというと、そうではありません。
 大変な作業ではありますが、1色ずつ、1越ずつ、戻ってほどいていき、問題の箇所まで戻ります。
 そこで正しい色のヌキ(横糸)を越し直せば、全く問題はありません。
 
 その戻る作業はなかなか根気がいるもので、自分が積み重ねてきたものをほどいていくのは複雑な気分です。
 間違いに気づいたところまでやっと戻ってこれると、あぁなんとか元通りになった、とやっと安心です。
 そしてまた、新しく続きを織っていきます。
 
 中島みゆきが人の出会いを糸に例えたのも、そういうやり直しがきくところがあるからではないかと思います。
 間違いに気づいて、1越ずつ戻っていくこと。
 縦糸がうまく上がらなければ横糸もうまく戻りません。
 お互いの思いやりが大事なんだと思います。
 
 
 熊本では、阪神大震災を超える大地震が起きてしまいました。
 熊本城や阿蘇神社など、歴史的にも価値のある素晴らしい建物にも被害があり、まだ行方不明のまま見つかっておられない方もい ます。
 体は無事でも、避難生活を余儀なくされたり、知り合いの方が亡くなられたりと精神的には大きな負担がかかっている方も大勢い らっしゃると思います。
 
 被害は甚大で、今は何も考えられないかもしれませんが、一歩ずつ前進していけば必ず復興の道は開くと思います。
 
 私たちも遠い地からではありますが、1日も早い復興を願っています。
 微力ながらも私たちが熊本のためにできることを考えて行動したいと思います。
 
 縦の糸はあなた 横の糸は私
 織り成す布は いつか誰かの
 傷をかばうかもしれない /中島みゆき「糸」
 
 今回の震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。


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摺箔

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 木村智也です。
 
 初めてブログ更新します。

 今年から製造部で手織の機を織り始めました。

 熟練の職人さんが簡単そうにやっていることでも、自分でやってみるとそんな簡単には行かず…。

 帯を織ることの奥深さを知る毎日です。
 
 今日はいま織っている帯を紹介します。
 
 私がいま織っているのは、「摺箔(すりはく)」という種類の帯です。

 引き箔という和紙に金箔を貼り細かく裁断したものを1枚ずつ織り込んでいくという技法で製織されています。
 
※耳からチクチクと出ているものが引き箔。

             
 
 1枚ずつ、箔を竹のヘラに引っかけて裏返らないように慎重に引いていきます。
 
 ※箔を引いているところ。ひっくり返るとやり直しなので慎重に。

             
 
 実際に織り上がると、紬の糸の風合いと箔の光沢感が合わさって摺箔の独特の生地風に仕上がります。
 
 ※摺箔「白鳳文」

                 
 
 やはり手間をかけて出来上がる帯は良くなります。

 良い帯が出来上がるとまた良い帯を作ろう!という気持ちになれます。
 
 しかし、摺箔は1時間織っても進むのは数センチ…!

 まだまだ先は長いですが頑張ります…泣


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すくい織〜宋綴〜

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 スクイの宋綴の製織現場を紹介します。

                 

 織前では小杼を二段にして、この時は50丁余りで一色一色、下絵に基づき越していきます。

                 

 大変時間と手間のかかる作業ですです。

                 

 細かい線などを下絵に沿って黙々織っている所を見ると織り手さんには頭が下がります。

 出来上がった商品がこの一品です。

                 

          唐草鳳凰文

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無芯箔


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 無芯箔です。

                              

 唐衣の地ヌキに使います。

             

 駒箔を管に巻いて織ると箔がよれてボツボツした地キズのようになりますが、無芯巻きにするとよれないので引箔に近い織りあがりになります。

                 

 きれいに織るための知恵が凄いです。

                 

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引箔5丁

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 製造部、田中です。
 
引箔を織っています。

一度に5色も使うとても凝ったものです。

                             
 
1越に5色も箔が入ると織ることも大変ですが、生地自体も厚みが出てきます。

             

表に出ていない箔は全部裏に出ているのです。
 
裏を見ながら織っているので何がなんだかわからない状態です。

                 
 
耳際も面白いことになっています。

                 
 
早く表から見たいです。


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