JUGEMテーマ:文楽
JUGEMテーマ:映画
十一月文楽公演「冥途の飛脚」を観ました。
と、その前に、友人から「ゴジラ-1.0」に行こうと誘われて、ゴジラからの封印切り…頭の切り替えができるのか不安はありましたが、ゴジラも見たかったので行くことにしました。
私は今までゴジラを見たことがなく、初めてなので、ゴジラは放射能なの?ゴジラは何に怒ってるの?と何もわからずに、マジで怖かったです。
圧倒的な破壊力、不死身の体は人間に敵う相手ではないと思いましたが、それでも人間は立ち向かうのです。面白かったです。
ゴジラ鑑賞後は急いで国立文楽劇場へ。
冥途の飛脚の主人公、忠兵衛は傾城梅川を身請けするために公金横領の罪を犯します。
直前にゴジラを見て、未来を生きるために戦う人々の姿に感動していた私には、心中への道を転がり落ちていく忠兵衛が頼りなくて、アホやなぁと愛想が尽きる想いでしたが、梅川に罪を告白し、封印を切ってしまった理由を「そなたの心の無念さを晴らしたい」と言ったことで、愛ゆえにか…と理解して、やっぱり憎めないなぁと思いました。
せめて生きている間だけでも夫婦として添いとげたいという二人の健気さに感動しました。
人はそれぞれの幸せをつかもうと今を懸命に生きているのですね。