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木村葉子です。
馬見岡綿向神社を出て、すぐのところに近江日野商人ふるさと館があり、まずそこに入ってみました。
立派なお雛様が幾つも飾ってあります。
日野商人達は江戸時代に全国をまわり、成功して財を成し、この日野町にいくつもの豪邸が建てられています。
その一つ、このふるさと館は、旧山中正吉邸で、美しい庭や、細部まで意匠を凝らした座敷、客人用のお風呂、応接間などがあり、当時の裕福な暮らしが感じ取れます。
こうもりの釘隠し
昭和の初期に作られたお風呂です。
薪で炊いたお湯が出るようになっているシャワーです。
手入れの行き届いた庭
屋久杉の天井
大正時代の洋間
案内によると、北関東に成功した日野商人が多くいて、故郷に帰る時に江戸で流行していた高価なお雛様を土産に持ち帰ったので、日野には、関東のお雛様も多い、とのこと。享保雛、元禄雛、もあちこちに見ることができます。
5月2日3日の、日野祭の時、家の中からその豪華なお祭りを見るために、通りに面した板塀を四角にくり抜いた、桟敷窓というのがあり、このひな祭りでは逆に外からその家のお雛様をのぞきみることができるようになっていました。
町中のいろんな家のお雛様が、私達を歓迎しているようです。
ちょうどお天気も良く、多くの人たちが街を散策していて、無料で甘酒を振る舞ってくださったり、説明してくださったり、とても良い町だなと思いました。